2009 年 6 月 22 日

Nさまの、HDB-ALP5とHDB-80MRへのレビュー

Filed under: HDB-80MR,HDB-ALP5 — admin @ 10:09 PM

HDB-80MRをお買い上げいただいたNさまのご希望で、HDB-ALP5をお貸ししたところ、とても参考になるレビューをくださいました!

専門的な言葉を使われなくても、音への感性が非常に高いことがビシビシ伝わってきます。どうもありがとうございます!

80MRからALP5に繋ぎ替えると、薄い膜が1枚はがれたようなクリアな印象になって、最初は「こっちの方がずっといい音」と思うことが多いです。
逆にALP5から80MRに替えると、最初は薄く膜がかかったような印象になって、解像度というのでしょうか?そういうのがALP5に比べると低いと感じます。

生楽器の音の再現性はALP5のほうがずっと高いと思いますし、弦楽四重奏ぐらいならまだしもフルオーケストラになると、80MRは綺麗だけど細部はまるまってて良く聞こえない印象なのに対し、ALP5ではあんなに小さいのに細部まで良く聞こえていてびっくりです。

ALP5では90年代以降ぐらいのデジタル録音のクラシックはめちゃきれいでした。

逆に古いクラシックのCDは80MRに比べるとあんまりきれいな音に聞こえない場合も…
ノイズとかちょっと歪ませた感じの音をサンプリングしたテクノのCDは意外にALP5の方が良く聞こえました。ノイズとか80MRで再生すると薄っぺらに感じる…
高音で透明感のある女性ボーカルは断然80MRです。
ポップスはギターの弾き語りだとALP5のほうがよかったり、シンセとか使った今時のポップス?だと80MRのほうがなめらかに聞こえたり…

なんか私の場合、きれいな音でもALP5を聞いてる時って、知らず知らずに肩にきゅっと力を入れて、息をつめて聞いちゃってるみたいで、80MRに替えたとたんに息をふっと吐いて肩の力が抜ける感じがするんですよね~。ALP5は聞こえすぎ?なのかなぁ…

ウットリ度で言うと、

曲がバッチリはまった時のALP5>80MR>>>>>>全然合わないCDかけちゃった時のALP5

みたいな感じです。

結局、飯島様が最初からおっしゃっていたとおり、80MRは「うまくまるめてくれる」スピーカーなのですね。
ALP5のほうが原音の再現度は上で「高音質」なんだろうなと思うんですけど、幅広く楽しく気持ちよく聞くんだったら80MRかなって言う…最初に飯島様が薦めてくださったとおりの結果で面白くも何ともないです(爆)

音楽って、原音に忠実に再生できればできるほどウットリ度も高くなるんだと思ってたんですけど、そうとばかりは言えないのかな~難しいですね。

他の方みたいに専門的な感想書ければよかったんですけど…音の印象を言葉にするのは難しいですね。

今回はうちでゆっくりスピーカー聞き比べさせてもらってとても楽しかったです。
ALP5も捨てがたいので、最後は「2者択一でどっちをエイッと捨てるか」という問題になって、ALP5をエイッと捨てたわけですけど、まだちょっとALP5にしておけば良かったかなという気がしないでもない…(笑)
でもこれからドンドン使っていくうちに、80MRの音がどういう風に成長していくのか楽しみです。

どうもいろいろありがとうございました。

2009 年 3 月 25 日

HDB-ALP5 vs HDB-88EX

Filed under: HDB-88EX,HDB-ALP5 — admin @ 10:41 PM

こんばんは~。室長いいじまです。

今日は、ちょうど手元にFountek FR88EX搭載のHDB-88EXと、Alpair 5搭載のHDB-ALP5がありますので、聞き比べてみたいと思います。試聴には、日本の若手ジャズメンの豪華競演アルバム、「TKY」を使っています。また、ちょくちょく高音質ヘッドフォンC.E.C. HP-53との比較も挟んでいきます。^^;

 

まず、ざっと感じたことを書いてみますと、HDB-88EXのほうが落ち着いた音で、HDB-ALP5のほうがアグレッシブな音だな、と感じました。FR88EXのほうは、スピーカーの若干向こう側に静かに演奏者が整列している感じですが、Alpair5では、スピーカーの間に元気よく並んで演奏者がいるような感じがします。次にバランスの違いに気付きます。バランスは、Alpair5のほうがほんの少し、全体的に高音よりのサウンドです。バランスをHP-53と比べると、FR88EXは低音がより重たい感じですが、Alpair5はすこし腰高です。解像度の違いもあります。FR88EXは若干HP-53に負けていますが、Alpair5は少なくとも対等ですwww なぜヘッドフォンと互角?w

では、次に帯域別に・・・。

低音域の比較に入ります。聴き比べると、最も違いが出ているのはバスドラです。FR88EXはバスドラが重たいです。さすが、50hz弱までフラットに出すだけあります。w 結構低いところを這ってきますよ。^^; エレキベースやバスドラだと、HP-53と遜色ない感じです。むしろFR88EXのほうが重たいような感じさえあります。結構どっしり!めちゃいいです。比べて、Alpair5はバスドラが若干腰高です。でも、不満を感じるほどではないです。しっかり低さはあります。しかし、エレキベースの帯域になってくると、逆にAlpair5の方が聞き取りやすく、よくニュアンスを表現しています。低域の抜けがいい!低音域でも、マスクされずに波形のうねり具合が良く分かる感じです。このあたりの低音の解像度は、HP-53とAlpair5がいい戦いで、FR88EXが少し後退しますね。どちらも非常に高レベルなので好みの問題ですが、低音の豊かさならFR88EX、解像度ならAlpair5と言う感じです。

つぎに中音域は、どちらも解像度が高いです。傾向としては、Alpair5のほうが粒立ちがよく、声帯が軽くこすれる感じや、ギターのはじかれる瞬間の様子、ハモンドオルガンの微妙な揺れを正確に表現している感じです。強烈にクリアですww 耳は指しませんが、目が冴えて仕方がありませんw 対してFR88EXは、あまりディティールを失わない範囲で音をうまい具合に丸めていることに気付きます。ちょっと落ち着いて一息つけます。音の細やかさではAlpair5の勝利、マイルドさではFR88EXの勝利というかんじですが、普通に考えて両方すばらしく解像度が高く、そして耳を刺しませんので、好みで選べる範囲です。HP-53との比較だと、やはりAlpair5の解像度の高さが際立ってきます。同レベルの描写力ですw このヘッドフォンも強烈に音がいいんですが、どういうことですかこれはw 一方、FR88EXも、音色をよく表現して解像度は高いですが、抜けを少し犠牲にしてマイルドさを足していますね。BGMでリラックスするならFR88EX、モニター的に聞き込むならAlpair5でしょうか!

高音は、聞き比べるとAlpair5のほうが抜け方がいいです。というかAlair5の高音の抜け方はその辺の高級ツィーターを一蹴してしまうような感じなので、当然と言えば当然ですがw ただし、少し高域が強調された感じがあります。 この点で、FR88EXは高域が非常にフラットです。抜け方では一歩劣りますが、バランスではFR88EXのほうが良いです。理想的にフラットです。HP-53と聞き比べても、FR88EXは殆ど同じ周波数特性です。Alpair5はほんの少し高域が強調されているのが分かります。

総評としては、FR88EXのよさを見直した、と言う感がありますし、Alpair5のすごさをまた思い知った、と言う感じでもあります。 どうも甲乙付けがたい・・・。明らかに、機能的にはAlpair5の方が上なんですが、FR88EXのバランスのよさや、マイルドさも非常に魅力なんですね~。なんといいますか、超高級レストランと、こだわりシェフの味のいいレストランの違いと言う感じでしょうか?使ってる素材はもうこれは一目見てAlpair5の勝ちです。音を聞いても、Alpair5の方が技術的に上なのが分かります。ただし、FR88EXも、地元のいい素材を使って、きっちりまとめて出してきてるんですね。これはこれでほんとにウマイ。確かにAlpair5の方が色々と上なんですけど、そのたびに、FR88EXのよさも見えてくるんですよね。「チャイナ、素材このぐらい限界ね!でも、ちゃんとイイモノつくるあるよ!」みたいなw まさに「Proudly made in China」w きっちりきっちりまとめてきているんですね。Alpair5は、特にマークさんの苦労と情熱を聴きかじっている私としてはもうがんがんにそれが伝わってくるスゴイものなんですけど、つくりの荒い(w)FR88EXもなーんか心を惹きつけてくるのがすごいです。強烈なフラットさもほんと捨てがたい。技術と質感の高さのAlpair5、妙に心ひきつけられるまとまりのFR88EX、でしょうか・・・というか、レベルが高すぎてどうの甲乙付けにくいですw ここまで来て何ですが、スピーカー云々以前に、自分の聴力が不足していると思います。ほんとすみません。(汗

いやあ、最後に、延々と切り替えながら比較試聴をはじめて、すでに1時間以上経過していますがw、実は、どんどんと、Alpair6を仕上げたくなってきていますw なぜって、Alpair6は聞くところによると(?)Alpair5をフラットにしたような音だそうで!!! じゃあ、ちょっと切れ味重視でコクが控えめの逸品に、さらなるコクとバランスが加わってしまうのか・・・。と考えると非常に楽しみで・・・・。

がんばりますw

*ちなみに・・・HDBシリーズは、何度も何度も試作・測定・試聴を繰り返しながら、低音の伸びを含め、ユニットの実力を最大限引き出していますので、どちらかのエンクロージャーがユニットに合わずに、差が出てしまっているというようなことはないと思います。汎用エンクロージャーにポンと入れた比較とは一線を画するとご理解くださいませ。^^;

2008 年 10 月 17 日

上流階級の音?FR88EX

Filed under: HDB-88EX — admin @ 11:35 AM

こんにちは~。室長いいじまです。

さて、”胸を張って中国製”な、Fountek FR88EX ですが、最近はすっかり気に入ってしまい、こればっかり鳴らす日々です。w

音質ですが、一言で言うと、「正確」だと思います。低音から高音まで、どの帯域でも、ソースそのまま出てくるという感じです。ほとんど、倍音が付されたり、響きがついたりしません。

Herb Alpert のMidnight Sun というアルバムを聴いていますが、まず、ベースの正確性に耳が行きます。落ち込みや強調が無く、音程が正確にわかります。その上を、ミュートトランペットが絶妙な美しさで自由に泳いでいきます。あの滑らかさと荒さを持ち合わせたような独特の音質が完璧に再現されている感じです。で、その間をピアノが温かみのあるトーンで埋めていきます。ストリングスが華を添え、シンバルが切れよくアクセントをつけていきます。これらのそれぞれの音がきれいに分離し、録音状態が本当によくわかります。シンバルの音なんかを聴いてると、立ち上がりが非常に良く再現されていて、スティックが当たる瞬間の感じがよく出ています。でも、耳を刺さないんですね~。

無駄な音が出ておらず、音楽に没頭できる、という表現がぴったりだと思います!ものすごく正確なモニタースピーカーですが、シャープなのに耳を刺さない。。。いやあ、ぶっちゃけ、ちょっと音質を語りづらいです。w 無駄が無い”完璧なきつねうどん”みたいなもんでしょうか。w 毎日食べても飽きない、すごい完成度なんですが、特に特徴があるわけでもない。という感じでしょうか。音がそのまま出てくる。

ペアで1万円以上するユニットですが、価格を考えると、かなりコストパフォーマンスの高いスピーカーだと思います!

2008 年 10 月 12 日

HDB-88EX × FR88EX = 超フラット、超高解像度!

Filed under: HDB-88EX — admin @ 5:36 PM

こんにちは!室長いいじまです。

Fountek FR88EXですが、すごいことになっています。w

内部構造のテストなどを繰り返しながら、組んでみましたが、まず、周波数特性をご覧ください。

軸上20cm

軸上1m(個室のため、部屋の影響大)

こんなフラットなF特、見たことがありません。ただただびっくりです。^^;

低音も重さも十分にあり、この小さなユニットから出ているとは全く思えません。

裸で鳴らすと、Vifaのほうが艶があるかな?という感じでしたが、しっかりチューニングしたエンクロージャーに入れてやると、印象は何倍もあがりました!艶があるというか、とにかく音がきれいです。音の粒立ちがよく、倍音が正確に再生されている感じで、キラキラした音が本当に目の前で輝いているのですが、歪が少なく、耳を全く刺しません。

加えて、クリアなベース!!低音が本当に余裕を感じさせる鳴り方で、映画を観ても余裕で低音が出てきます。10cmか12cmのよく出来たユニットとも張り合うのではないでしょうか。空気がたわむ感じがします。

これはほんとに良いユニットですね・・・。”Proudly made in China” は最近では格好よく見えてきました。ww

まだ仕上げをしっかりしていないので、仕上げるのが楽しみです。^^;

2008 年 10 月 10 日

FR88EXを買ってみた

Filed under: HDB-88EX — admin @ 12:41 AM

こんばんは~。室長いいじまです。

巷で大人気のFR88EXを遅ればせながらゲットしました!

箱の下部に、”Proudly made in China” と書かれているのが、おおっ という感じです。訳せば、「胸を張って中国製です」という感じでしょうか。(笑) このコピーがギャグなのか、名言なのか、結果は聴いてのお楽しみでしょうか!?

みためは思っていたより安っぽかったです。(失礼) TangBandのほうが質感は高いですね。Fountek FR88EXは、ちょっと荒がある感じです。傷も多かったりします。

で!この時点でちょっと問題が・・・ ネジ穴が小さすぎる! M4のボルトは入りません。M3がやっと入る感じです。しかも、遊びが無いのでかなり精度よく加工しないとユニットがつかないこともありえますね・・・。ややこしい。これで音がよくなかったらがっかりですが~。どうでしょうか?!

裏面を見ると、ダンパーの後部に、スリットがあって、背圧がかからないようにしてあります。この辺の最近流行り(?)のテクノロジーはしっかり踏襲していますね~。

さて、試聴・・・ですが、ネジ穴が既存のどのHDBシリーズとも一致しないのですが、幸いこのユニットは小柄なので、アダプターのようなものを仮に作って、HDB-83M、HDB-80MR、HDB-TG9Fそれぞれに装着してみました!仮止めなので、きっちりくみ上げたらまた違った音になると思いますが、とりあえずのテストです。

まずはHDB-83Mです。

ちょっと聴いただけで、箱が小さすぎる感じがします。低音が無理やり閉じ込められたというか・・・、「狭いよ~」という声が聞こえてくる感じです。でもバランスがよく、意外と聴けます。小さすぎるということで、次はHDB-80MRへ。

おお!というバランス。周波数特性的には結構いいかんじもしますが、ちょっとこんどは大きすぎな音です。もわっとしてまとまりません。ということで、中間サイズのHDB-TG9Fへ。

おおっ、いいかんじ!十分実用に耐えるすばらしい音がでてまいりました。このあたりでしょう!というか、すげー良い音です。ww 巷で言われるほどなのか?と聞かれると、そうだと思います。めちゃいいです。しかし、VifaやTangBandと比べて飛びぬけていいか?と聞かれると、まだちょっとわかりません。どうでしょうか。

HDB-TG9Fと同サイズで、内部構造などの微調整をしながら、くみ上げてみます。

このFR88EX、そうとうなレベルのユニットですね。

“Proudly made in China” は伊達ではありませんでした。^^;

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