HDB-ALP5 vs HDB-88EX

こんばんは~。室長いいじまです。

今日は、ちょうど手元にFountek FR88EX搭載のHDB-88EXと、Alpair 5搭載のHDB-ALP5がありますので、聞き比べてみたいと思います。試聴には、日本の若手ジャズメンの豪華競演アルバム、「TKY」を使っています。また、ちょくちょく高音質ヘッドフォンC.E.C. HP-53との比較も挟んでいきます。^^;

 

まず、ざっと感じたことを書いてみますと、HDB-88EXのほうが落ち着いた音で、HDB-ALP5のほうがアグレッシブな音だな、と感じました。FR88EXのほうは、スピーカーの若干向こう側に静かに演奏者が整列している感じですが、Alpair5では、スピーカーの間に元気よく並んで演奏者がいるような感じがします。次にバランスの違いに気付きます。バランスは、Alpair5のほうがほんの少し、全体的に高音よりのサウンドです。バランスをHP-53と比べると、FR88EXは低音がより重たい感じですが、Alpair5はすこし腰高です。解像度の違いもあります。FR88EXは若干HP-53に負けていますが、Alpair5は少なくとも対等ですwww なぜヘッドフォンと互角?w

では、次に帯域別に・・・。

低音域の比較に入ります。聴き比べると、最も違いが出ているのはバスドラです。FR88EXはバスドラが重たいです。さすが、50hz弱までフラットに出すだけあります。w 結構低いところを這ってきますよ。^^; エレキベースやバスドラだと、HP-53と遜色ない感じです。むしろFR88EXのほうが重たいような感じさえあります。結構どっしり!めちゃいいです。比べて、Alpair5はバスドラが若干腰高です。でも、不満を感じるほどではないです。しっかり低さはあります。しかし、エレキベースの帯域になってくると、逆にAlpair5の方が聞き取りやすく、よくニュアンスを表現しています。低域の抜けがいい!低音域でも、マスクされずに波形のうねり具合が良く分かる感じです。このあたりの低音の解像度は、HP-53とAlpair5がいい戦いで、FR88EXが少し後退しますね。どちらも非常に高レベルなので好みの問題ですが、低音の豊かさならFR88EX、解像度ならAlpair5と言う感じです。

つぎに中音域は、どちらも解像度が高いです。傾向としては、Alpair5のほうが粒立ちがよく、声帯が軽くこすれる感じや、ギターのはじかれる瞬間の様子、ハモンドオルガンの微妙な揺れを正確に表現している感じです。強烈にクリアですww 耳は指しませんが、目が冴えて仕方がありませんw 対してFR88EXは、あまりディティールを失わない範囲で音をうまい具合に丸めていることに気付きます。ちょっと落ち着いて一息つけます。音の細やかさではAlpair5の勝利、マイルドさではFR88EXの勝利というかんじですが、普通に考えて両方すばらしく解像度が高く、そして耳を刺しませんので、好みで選べる範囲です。HP-53との比較だと、やはりAlpair5の解像度の高さが際立ってきます。同レベルの描写力ですw このヘッドフォンも強烈に音がいいんですが、どういうことですかこれはw 一方、FR88EXも、音色をよく表現して解像度は高いですが、抜けを少し犠牲にしてマイルドさを足していますね。BGMでリラックスするならFR88EX、モニター的に聞き込むならAlpair5でしょうか!

高音は、聞き比べるとAlpair5のほうが抜け方がいいです。というかAlair5の高音の抜け方はその辺の高級ツィーターを一蹴してしまうような感じなので、当然と言えば当然ですがw ただし、少し高域が強調された感じがあります。 この点で、FR88EXは高域が非常にフラットです。抜け方では一歩劣りますが、バランスではFR88EXのほうが良いです。理想的にフラットです。HP-53と聞き比べても、FR88EXは殆ど同じ周波数特性です。Alpair5はほんの少し高域が強調されているのが分かります。

総評としては、FR88EXのよさを見直した、と言う感がありますし、Alpair5のすごさをまた思い知った、と言う感じでもあります。 どうも甲乙付けがたい・・・。明らかに、機能的にはAlpair5の方が上なんですが、FR88EXのバランスのよさや、マイルドさも非常に魅力なんですね~。なんといいますか、超高級レストランと、こだわりシェフの味のいいレストランの違いと言う感じでしょうか?使ってる素材はもうこれは一目見てAlpair5の勝ちです。音を聞いても、Alpair5の方が技術的に上なのが分かります。ただし、FR88EXも、地元のいい素材を使って、きっちりまとめて出してきてるんですね。これはこれでほんとにウマイ。確かにAlpair5の方が色々と上なんですけど、そのたびに、FR88EXのよさも見えてくるんですよね。「チャイナ、素材このぐらい限界ね!でも、ちゃんとイイモノつくるあるよ!」みたいなw まさに「Proudly made in China」w きっちりきっちりまとめてきているんですね。Alpair5は、特にマークさんの苦労と情熱を聴きかじっている私としてはもうがんがんにそれが伝わってくるスゴイものなんですけど、つくりの荒い(w)FR88EXもなーんか心を惹きつけてくるのがすごいです。強烈なフラットさもほんと捨てがたい。技術と質感の高さのAlpair5、妙に心ひきつけられるまとまりのFR88EX、でしょうか・・・というか、レベルが高すぎてどうの甲乙付けにくいですw ここまで来て何ですが、スピーカー云々以前に、自分の聴力が不足していると思います。ほんとすみません。(汗

いやあ、最後に、延々と切り替えながら比較試聴をはじめて、すでに1時間以上経過していますがw、実は、どんどんと、Alpair6を仕上げたくなってきていますw なぜって、Alpair6は聞くところによると(?)Alpair5をフラットにしたような音だそうで!!! じゃあ、ちょっと切れ味重視でコクが控えめの逸品に、さらなるコクとバランスが加わってしまうのか・・・。と考えると非常に楽しみで・・・・。

がんばりますw

*ちなみに・・・HDBシリーズは、何度も何度も試作・測定・試聴を繰り返しながら、低音の伸びを含め、ユニットの実力を最大限引き出していますので、どちらかのエンクロージャーがユニットに合わずに、差が出てしまっているというようなことはないと思います。汎用エンクロージャーにポンと入れた比較とは一線を画するとご理解くださいませ。^^;

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HDB-ALP5 vs HDB-88EX」への1件のフィードバック

  1. ピンバック: 手作りスピーカー研究室「すぴ研」ブログ » HD580 vs HP-53

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