HDB-80M

HDB-80M vs SennheiserHD580

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せっかく高級ヘッドフォンを買ったので、HDB-80Mと比較してみました。
スピーカーとヘッドフォンを比べるなとか、どんどん突っ込んでください。(?)

写真はHD580を楽しむHDB-80Mの図です。
こうするとますます1つ目小僧に見えてきますね。w

しかし、正直今回の比較レビューはうれしくて仕方がありません。
まさか評判のHD580と対等以上に語れるとは・・・。

今回は曲別にレビューしたいと思います。

1.矢野顕子 すばらしい日々
なぜこの曲が1曲目か?すばらしく繊細な金属音が冒頭から続きます。金属的なキラキラ音をチェックします。

HD580:十分に繊細、余韻を最後の1ビットまでまっすぐに再生している感じがあります。立ち上がりも良好。エージング不足のせいか、若干かさついているが全く気にならない。キラキラした音に純粋に”美”を感じます。
評価:うっとり

HDB-80M:鳥肌が立つほど繊細。(私的には、毎回とりはだが立つ。w)HD580以上に鼓膜に直接音が飛び込んでくる感じがするほど鋭いのに全く耳をさしません。すばらしく透明。手を止めて思わず集中してしまうほど強烈。
評価:涙物

2.Diana Krall - how insensitive
アルバム「From This Moment On」より。このアルバム、抜群に録音がいいです。この曲では、ボーカルをチェック。

HD580:やはりエージング不足なのか?艶がありますが艶々ともいえません。濁りなどは無く、とてもクリアですが、極わずかにカサついた感じがします。
評価:いいんじゃないすか

HDB-80M:ボーカルは・・・。そこに居るようにしか聞こえません。w ベルベットのように滑らかで色気を感じます。 うーん。凄いな・・・。
評価:涙物(またか!)

3.お洒落なジャズトリオ swiming about in jazz
YPMという録音にとことんこだわるレーベルのジャズCD。ピアノ、ギター、そしてベース。ベースを主に、ピアノとギターのチェックも同時に行います。

HD580:いいですねえ。スピーカーが鳴ってるのかと思いましたがスピーカーはしっかりミュートされていました。空気感抜群です。ベースは胴鳴りもよくわかりますし、多少膨らんでいますがブーミーさは全く無く、音程がよくわかります。かなり気持ちよく聞けるベースです。
評価:味付けが無く、音楽的なベースにノリノリ

HDB-80M:とにかく、8cm一発とは思えません。ベースの胴鳴りがします。床が揺れてます。物凄い臨場感です。ブーミーではなく、ベースの音色・音程がはっきりわかります。うれし涙が出ました。(本当にw)実在感満点です。しかし、わずかにHD580のほうがタイトな感じがするように思います。が、十分に締まっておりすばらしい音質です。
評価:8cmとは思えないというか、もうすでに8cmではないです。(え!?)

4.小曽根真 Sofi
PANDORAの中の一曲。ドラムソロが多いので、ドラムのチェックを。

HD580:やはりカサついた感じが・・・。しかし、バスドラの迫力、ブラシの乾いた音よく再現されています。跳ねるように元気の良いドラムを堪能できる実力がありますね。
評価:ブラシの細かい表現までわかる、乾いた音

HDB-80M:乾ききったドラムの音です・・・。ブラシが耳をくすぐります。バスドラは胸に来ます。音がピョンピョンと目の前で跳ねているようです。目をつぶるとドラムセットが見えるよう。楽しい!
評価:音楽っていいなあw

5.YMO - 東風
電子音のチェックをしようと色々JAZZで探しましたが、適当なのが見つからないのでYMOで。電子音が多いので、電子音のチェック。

HD580:おおおお。冒頭からいいおと出てます。しかしやはり・・・少しカサつきのようなものを感じます・・・。ああ、いい音だなあという感じ。特に強い魅力はないですが、文句も言えません。
評価:優等生的な良い音

HDB-80M:絶句します。酸素が増えたのかと思うほど爽やかな風の音。波形が目の前に見えるかのような電子音・・・。でもこれは多分、デジタルアンプで鳴らしていることもあるんだと思います。あまりにも凄いのでYMOのほかの曲を立て続けに聴いてしまいました。見通しが究極といえるほどによく、信じられないぐらいピンポイントで各音が定位、澄み切った音楽を鳴らします。とにかく解像度が強烈です。こんなの聞いたことありません・・・。YMOってこんなに良かったのか・・・。数年ぶりに聞いて、YMOのよさを初めて知りました。感動しました。ベストマッチ?
評価:音楽っていいなあw

6.Joshua redman - st.thomas
管楽器の艶をチェック。「spirit of the moment」より。超優秀録音でサックスのソロが聞ける、数少ない貴重なCDです。

HD580:サックスの音色を余すところ無く伝えています。リードのかすれた感じも良く再現し、これ以上望めません。脳内定位ではありますが、エコーの様子までよくわかります。
評価:文句を言いづらい音

HDB-80M:何なんですかねこれは・・・。前で吹いてるように聞こえます。壁を一切感じません。つやっつやで、楽器の音色の美しさまで表現しています。低音の腹から出るような音は波形が見えるほど強烈に力強く、かと思えばシルクのような滑らかな音まで・・・。サックスという楽器の美しさを120%表現しているような・・・。聞き惚れました。
評価:音楽って本当にいいなあw

じっくり比べてみると、なんかHDB-80Mの圧勝になってきたんですが・・・(汗)

もしかすると、、、
1.HD580はエージング不足かもしれない。
  2時間ほど、大音量でホワイトノイズを鳴らしましたが、、、不十分ですよね。まあ、HDB-80Mも作りたてなんですがw
2.ヘッドフォンアンプが悪い。
  プレーヤーは両方同じ(サウンドブラスター)なんで、違いといえばアンプかもです。ヘッドフォンアンプ・・・、オペアンプ1発じゃ大した事ないのだろうか。。。しかし、CR-D1への直挿しよりは10倍いい音してるのは確かです。

しばらくエージングしたり色々試してみます。とにかく、HDB-80Mに惚れ直すことになってしまいました。しかし、はっきりいえますが、ATH-A900は使う気がなくなりましたが、HD580は楽しく聞けます。確かにいいヘッドフォンです。

総括
HD580:文句を言いづらい音。優等生。豊かな低音とよく伸びた高音と高い解像度。耳をささず、聞きづかれないのに解像度が高い。滑らかな中音域。エージング前なのか、少しカサついているが、普通気になるレベルではない。安物ヘッドフォンなんかより遥かに滑らか。

HDB-80M:文句を言わせない音。アーティスト。押さえるべき所はしっかり押さえた上で、曲の中の美しい部分をたくみに心へ響かせてくる。解像度は強烈なのに耳をささない。今回の試聴で思いましたが、これほど高い音楽性を持ったスピーカーが、10万円以下というのはまずないのでは・・・。私の設計、よりも、SA/F80AMGのポテンシャルのおかげだと思います。SA/F80AMGのポテンシャルを必死に引き出した結果こうなりました。感激。

追記(2007/02/24):
知り合いの男の子H君(12歳)が遊びに来ました。彼はピアノを習っていて、生の楽器の音は
山ほど聞いているので割と耳は良いみたいですが、
HDB-80Mを聴かせて、すぐあとにHD580を聴かせたら「あれ?殆ど同じ音だ」と言っていました。
他のイヤホンとかヘッドフォンも片っ端から聴かせた所、違いはキッチリ感知していました。
12歳やるなあ。と思いつつ、やはりHDB-80MはHD580に似てるんだなと思いました。

-HDB-80M

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