こんにちは~。室長いいじまです
今日は、お客様からご注文いただいていたHDB-CHR70が完成したので動作確認中です。ユニットは旧CHR-70です。
設計のいろいろな計算にも使っているPCにつないで鳴らしています。
ディスクは、Pat Methenyのライブです。ヨーロッパのバンドとセッションしているやつですが、録音が良くてテストに使うことがあります。ベース・ピアノ・ドラム・ギターがそれぞれすごくクリアに録れています。
いやあ、やっぱりマークオーディオはこれはもう違法ですね。ww こんな価格のユニットでこんな音させていいんですか?!
まずは、ベースのクリアなこと!ニアフィールドだと、波形の正確さがいつも愛用しているHD580という高級モニターヘッドフォンとなんら遜色ありません。当然リニアリティーもです。ベースが岩地のようながっしりした地面を提供。この上に、ピアノが綺麗に空間を描きます。その上空でシッカリとアクセントをつけるドラム。こうやって描かれた背景の中を自由自在に泳ぐ、メセニーのギター。若干荒い音なので、ドラムが雑な感じがしないでもないですが、このユニット1万円しませんからww
また、ボーカルの滑らかさがすばらしいです。面白いのが、このスピーカーでボーカル曲を鳴らして、隣の部屋に行くと、誰かが来て歌ってるように聞こえるんです。波形が正確なもんですから、壁を通ったりいろいろ反射しても、打ち消したり強調されたりすることがあまりないんです。なので綺麗な波形のままの音が聞かれることになります。
これでも、Alpair7と聞き比べると明らかにAlpair7のほうがいいんですよね・・・。すぴ研では今後、MarkAudioのスピーカーを一押しでお勧めしていきます!聞けばわかりますが、音質が「職人の耳で作った音」なんですよ・・・。スピーカーユニットの設計も、いろいろ音を良くする為のセオリーはありますが、基本的にやってみないとわからない世界です。ですから、いくらコンピューターシミュレーションを駆使しようが、最後に職人の耳と勘で調整されるプロセスが絶対必要で、そしてその部分でユニットの完成度が大きく左右されます。Mark氏はその部分で技術があるのはもちろん、異常なまでに音にこだわりますから・・・。
あー、このベースの安定感・・・w 心地よく胸と腹に響きます・・・。たまりませんw